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2013年10月24日        
宮澤賢治センター代表退任のご挨拶

鈴木幸一(岩手大学・スズキラボ)     

 本年7月19日に開催されました総会でセンター代表を退任し、引き続き岩手大学人文社会学部教授の山本昭彦先生(表象文化論)が新代表として就任されてから、すでに3ヶ月を経てしまいご挨拶が遅くなりましたことを心よりお詫び申し上げます。
昨年の総会で代表を仰せつかり1年経過しましたが、これまでの代表(望月善次岩手大学名誉教授、岡田幸助岩手大学名誉教授)に比較して、何の実績も会員の皆様に還元できずに大変心苦しいまま任を終えることをご報告させていただきます。
大きな出来事が1〜3月に発生しました。本センターを実質的に支えてきた佐藤竜一事務局長(現センター理事)が、大学の就労規則上やむなく退職されました。大学当局に学内外からの多くの雇用継続の嘆願書を提出・説明してきましたが、万策尽きた結果となりました。
そのため、会員の皆様にこれまで提供してきました「宮澤賢治センター通信」が17号(3月20日発行)で停止状態のままであり、毎月開催していました定例研究会が隔月となり、さらに賢治と音楽の会ならびに短歌会までにその皺寄せが及んでしまいました。これも偏に代表として力量不足によるものと重ねてお詫び申し上げます。
しかし、今回の佐藤氏の退職を糸口として、本センターの脆弱部分が露呈されたことになります。それは、1)岩手大学の学則にはない任意の組織であり、宮澤賢治センター(岩手大学内)規約があるのみで、関心のある会員たちの単なる集まりというレベルのものです。2)センターの財源は学長裁量経費から配分されるもので、その責任の組織・所在もない状態で、財源もまったく保障されておりません(因みに昨年度までは100万円でしたが、今年は50万円に削減ざれています)。
では、このようなセンターの浮草的な在り方を脱却できないものでしょうか。そして、会員の皆様に明るい展望を提案できるのでしょうか。これまで理事の方々(特に、現役の教員方)と相談して、3)岩手大学であるからこそ、賢治センターからの新しい媒体により、学内構成員の方々の理解と支援を得つつ、会員の皆様のみならず全国に発信する方法を実現しようということになりました。4)その時期と具体的な内容は、新代表の山本先生から提案されると思いますので、楽しみにお待ちいただければ幸いです。
さて、小生の専門分野は昆虫の機能利用学というフィールドですが、センターの今回の出来事はカタストロフィー現象であり、昆虫学的に表現すれば、幼虫から蛹への脱皮変態、蛹から成虫への脱皮変態のような劇的な変化を指します。しかし、彼らはその激変を経て、生命体として次世代に遺伝子を伝える営みに突入します。カタストロフィーがあるからこそ、新たな大発展が期待されます。
センターの会員の皆様も昆虫の脱皮変態を観察するように、センターを見守りご支援をいただくことをお願い申し上げます。
賢治さんの知られている最も若い時の作品は、何しろ『よーさん(養蚕)』でして、生命のカタストロフィー現象をしっかりと観察しておりますので、最後に賢治さんに甘んじで退任のご挨拶とさせていただきます。


役員名簿
宮澤賢治センター
  規 約
 
2013年11月11日        

「宮澤賢治センター(岩手大学内)」新代表ご挨拶

山本昭彦(人文社会科学部)    

 鈴木先生の後を承けて非力ながら代表となりました。
上の「ご挨拶」にある通りの厳しい現況です。これまで多くの方々に支えて頂いてきた賢治センターも脱皮しなければならないようです。
 現在事務局長を欠く状態ですが、幸い鈴木先生をはじめ、多くの役員の方々が支援してくださり、地域連携センターも協力して下さっています。その中での新しい体制作りを目指しています。
 「賢治と音楽を楽しむ会」、「月例短歌会」は従来通り開催していますが、定例研究会は当面隔月開催とさせて頂きます。移行期には御案内や会場準備に不手際がありましたが、お詫び申し上げます。
 また、これまでの「センター通信」に代わるものも、鈴木先生のお膳立てのもと、実質的な検討に入っています。本のような雑誌のような形で年に1冊刊行、市販もする、というものです。もう少ししたらさらに詳しくご報告出来るかと思います。「宮澤賢治センター(岩手大学内)」は特に会費を頂かずに運営してきており、上の出版が出来ても今のところ会員の皆様に配布するだけの余裕がありません。会員の皆様に御購入をお願いすることになりそうですが、その節は是非ともご協力をお願い致します。
 岩手と賢治、岩手大学と賢治、は切っても切り離せないと皆が感じていますが、当センターの課題もたくさんあります。学生たちにももっともっと参加してもらえれば、とは常々考えています。
 会員の皆様へのご連絡もこのホームページによるものが一番早くて確実かと思います。時折覗いてみて頂ければ幸いです。これからの一年間よろしくお願い致します。

 
 
あいさつ 
宮澤賢治センター初代代表  望月 善次    

「どなたもどうかお入り下さい」
〜 <賢治への関心> それだけが条件です

 岩手大学は、本年度の開学記念日に当たる六月一日(木)に平山健一学長の強い願いを込めて、「宮澤賢治センター」を発足させました。
 改めて言うまでもなく、岩手大学は、賢治が卒業した盛岡高等農林学校をその前身の一つとしています。つまり、賢治の母校なのです。こうした縁もあり、今までも、賢治に関心を持つ人は少なくなかったのですが、そうした<賢治への関心>を結集すべく「宮澤賢治センター」を設立しました。現在のところ、所謂、学則に盛り込まれた組織ではなく、NPO的組織であり、学内関係者だけでなく、広く地域・学外の方々にも参加していただいているところが特徴です。キャッチフレーズ的に言えば、「どなたもどうかお入りください。賢治に関心のあることだけが条件です。」(当分会費徴収はありません)ということになります。
 賢治の時代に本部であった農学部附属農業教育資料館は、現在では重要文化財に指定されていますが、宮澤賢治センターが置かれたのは、その農業資料館に隣接する農学部縁りの「百年記念館」です。「百年記念館」には、賢治が卒業した盛岡高等農林を母体としている農学部の同窓会・北水会の事務所が置かれています。 また、事務的連絡場所は、岩手大学地域連携推進センターに置いています(現在登録会員数375名)。
 「多くの方々の賢治への関心を結集する」ことを目指していますから、具体的事業も、通常の会のようなタイトなものではなく、ゆるやかな運営を目指しています。本年度は「一、月例研究会 二、第一回全国宮澤賢治学生大会」を中心事業とし、その他は、会員有志を中心とした「自主企画」としています(現在月例のものでも学生の研究会や宮澤賢治記念短歌会が開かれています。新年度には「経埋ムベキ山」への登山企画も検討しています) 皆さんの参加を歓迎致します。